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1人横綱の重圧跳ね返した日馬富士、“辛口”藤島審判副部長も「綱の面目保った」

■大相撲秋場所千秋楽(24日、両国国技館)

 土俵下の優勝力士インタビューで、日馬富士は四方に礼をして「素直にうれしい」と喜びを表現した。

 3敗で単独トップの豪栄道を本割で寄り切ると、優勝決定戦でもさらに低い立ち合いから電車道。「全身全霊。悔いのない相撲を取りたいと気合を入れていった」と振り返った。

 昭和以降はじめて3横綱が初日から休場した異常事態。横綱在位30場所目にして、はじめて1人横綱の重責を担った日馬富士にとっても、2度と経験しそうもない苦しみに満ちた場所だった。

 「はじめての経験で、心技体が合わないこともあったが、明日を信じて一番一番取ってきた」

 3日目から平幕に3連敗は普通なら休場のケース。金星は10日目にも配給し、1場所4個は武蔵丸以来16年ぶり。4個での優勝は例がない。一時は1敗の豪栄道とは3差もついたが、日馬富士は「勝負ごとは1人が勝って、1人が負ける。何が起こるかわからない」とあきらめなかった。

 「ここ一番の強さ。11勝の優勝は物足りなさも感じるが、綱の面目は保った」と、日頃は辛口の藤島審判副部長(元大関武双山)も二重マルをつけていた。

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