羽生、五輪金への課題は右膝&新技 「挑戦しないと僕らしい演技できない」
フィギュアスケートの国際大会「オータム・クラシック」最終日は23日、カナダのモントリオールで行われ、男子で今季初戦の羽生結弦(22)は世界歴代最高得点を更新し首位に立ったショートプログラム(SP)から一転、フリーでミスが相次いで5位にとどまり、合計で2位に終わった。世界選手権2度制覇のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がフリー1位で逆転優勝。
右膝の故障のため、4回転ループを回避してジャンプのレベルを下げたが、8つのジャンプのうち5つでミス。SPは乗り切ったが、故障している右膝が耐えられなかった。平昌冬季五輪シーズン初戦に苦い教訓となった。
平昌五輪では、ライバル選手が繰り広げている4回転ジャンプ争いに乗り遅れないため、4つめの4回転ジャンプとなる新技ルッツも予定している。
「今回もループをやれば良かった。ルッツもできなくはない。やはり、挑戦をしないと僕らしい演技はできない」という絶対王者。まずは体調を整え、リスクに挑む。