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本田“戦力外”じゃなかった! 代表辞退はメキシコ地震の影響、日本協会関係者「毎日のように状況報告」

 メキシコ1部リーグ・パチューカFW本田圭佑(31)が、当地で起きた大地震の影響で、10月のキリンチャレンジ杯(6日・ニュージーランド戦=豊田ス、10日・ハイチ戦=日産ス)の日本代表招集を辞退する可能性が高まった。

 メキシコでは9月に入って大地震が3度発生。非常事態が宣言されている。首都メキシコ市に近い中部を震源とする、19日のマグニチュード7・1では、300人以上の死者が出た。

 22日に再来日した日本代表のハリルホジッチ監督は、夕刊フジが「本田と連絡を取ったか?」と聞くと、「多くの困難がある」と回答。「現状、すべての状況があまりよくないが、スポーツという存在がある。愛情、友情をメッセージとして送ることができる」と神妙な表情で続けた。

 本田の招集辞退は、10月の代表戦で「新しいメンバーをテストする」という、ハリルホジッチ監督の方針を受けたものではない。メキシコリーグは大地震の影響で、第10節全試合(19-21日)を10月中旬に延期。再開の保証はないが、地元クラブとして被災地に背を向けるわけにはいかない。

 パチューカは、本拠地エスタディオ・イダルゴで支援物資の受け付けを開始。本田も作業を手伝う日々だ。自身は1995年、小学2年時に阪神大震災を経験。当時を振り返り「祖母がね、僕が寝ているところに走ってきて、抱きかかえてくれた。真っ暗でろうそくの中、朝飯を食べたことは人生では初めてだった」と語ったことがある。

 「本田からはすぐに連絡が来ました。毎日のように状況の報告がある」と日本協会関係者。逐一ハリルホジッチ監督に報告されている。11月には監督の自宅があるフランスのリールで日本-ブラジル戦も内定。今のところ本田も「戦力」としてメンバー入りする見込みだ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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