記事詳細

【編集局から】清宮が口にした王貞治さんの記録「868本」 リアルタイムで見ずともそこまで意識できるものなのか

 「いずれは868本を目指せるような選手になりたい」。今月22日、早実・清宮幸太郎内野手(3年)のプロ志望表明会見を取材した際、このひとことに驚かされました。

 18歳の少年が、メジャー記録をもはるかにしのぐ王貞治さんの通算868本塁打に追いつきたいと言い切ったのです。スケールの大きさもさることながら、清宮君が生まれたのは王さんの現役引退から19年後の1999年。リアルタイムでプレーを見たこともない選手を、そこまで意識できるものなのでしょうか。

 しかし、時代を乗り越えるのが、名門・早実の先輩・後輩の間柄なのかもしれません。同校野球部の和泉実監督(56)は「早稲田実業野球部員にとってありがたいのは、王さんの後輩だということ。現役選手は王さんの1本足打法をリアルタイムでは見ていないけれど、常にそこは模範となせるところ。清宮が意識するのは自然」と語りました。

 早実野球部が普段練習しているのは「王貞治記念グラウンド」。清宮君の会見が行われた「小室哲哉記念ホール」(こちらも早実OB!)の前には、王さんが77年にメジャー記録(当時)の通算755本塁打を破ったことを記念する石碑があります。物心ついたころから1本足打法に憧れた世代の私(某埼玉県立高校出身)には羨ましく思えました。(運動部・宮脇広久)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう