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清宮面談、他球団が恐れる日本ハムの不気味な別行動 大谷口説き落とした“裏技”とは… (2/3ページ)

 一方、姿を見せなかったもう1つの球団、日本ハムはというと、9月28日に同校を訪れ調査書の記入を依頼。すでに指名の意思は示している。

 その日本ハムのドラフト1位における指名方針は明快だ。「その年のNo.1の選手を指名する」。そこには、野球の実力だけでなく知名度や集客力なども加味される。

 今オフ、大谷がポスティングシステムを利用しメジャー移籍に踏み切ることが確実な状況で、後継者のスター候補が欲しいはずの日本ハムがこの日を避けた理由は何か。

 まず考えられるのは、“その他大勢”に埋没することを避けたということだ。この日面談に訪れた球団の多くは、高卒選手の育成方針や実績、施設の充実面を訴えた。各球団によると、清宮自身も施設面や打者の育成方法などに強い関心を示したというが、10球団が一堂に会してプレゼンを行うとなると、いかにカラーを出そうとしても、互いに似通う部分が出てきて埋もれてしまう。

 疲れも出る。この日“トリ”を飾ったロッテが面談を終えて早実高を出たのは午後5時。永野チーフスカウトは「われわれがラストだったので、相当に疲れはあったと思う」と清宮家を思いやった。途中で休憩を挟んだとはいえ、延べ8時間も緊張を強いられれば、話を聞く側の集中力が途切れてもおかしくない。

 プレゼンの名手といわれる日本ハム・大渕隆スカウト部長(47)が、このタイミングでの面談を避けたのは当然の判断ともいえる。

 近年のドラフトで、日本ハムはたびたび“主役”を演じてきた。2011年のドラフトでは、伯父の原辰徳監督(当時)が指揮を執る巨人と相思相愛を公言していた東海大の菅野智之投手(現巨人)をあえて1位指名。もっとも、このときは入団を拒否された。

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