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大谷「4番・ピッチャー」はメジャーで許されるか 獲得の決め手は二刀流の受け入れ態勢 (3/3ページ)

 その点、大谷は2015年末に夕刊フジのインタビューに応じた際、メジャーでの二刀流についてこう述べている。

 「二刀流をやってる以上はそこで評価をしてもらえればすごくうれしい。でも、日本ハムに来るときもそうでしたが、『行きたい』とか『やりたい』というだけでは通らない。日本ハムのように二刀流で使いたいと思ってくれる球団や、続けられる環境があって初めて成り立つことなんです。(中略)僕は受け身の立場。持っている技術を結果で提供していって、それを見込んでもらうという感覚ですね」

 いま、大谷は大リーグに対して完全な“売り手”の立場だ。プロ5年間で磨き上げた才能と技術を、メジャー側は間違いなく必要としている。

 となれば、かつて高校卒業即メジャー挑戦を決意していた大谷に対し、日本ハムが「二刀流」を提案して翻意させたように、今度はメジャー各球団がどこまで二刀流と真剣に向き合い、どんな受け入れ態勢を用意できるかが、大谷獲得の決め手になりそうだ。

 DH制のア・リーグでは複数の球団が、先発ローテーションを増員し、これまでの「週1回の先発登板と、その間に3-4試合のDH出場」というサイクルに近い形を提供することを検討中だ。

 DHのないナ・リーグ球団は一考を要する。先発登板間に一塁や外野で出場するプラン、さらには野手で先発し、試合終盤にリリーフ専門でマウンドに上がる可能性も検討されているという。ちなみにリリーフでの起用は、大谷の新人時代に栗山英樹監督(55)も模索していた。

 大谷を狙うメジャー球団は、野球の本場でもいまだかつて見たことのないタイプの選手を前に、その扱い方に頭を悩ませることになる。

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