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ダルビッシュが学んだ「オモチャ」の使い方 膨大なデータから進めた改良

 ドジャースのダルビッシュ有投手(31)が9日(日本時間10日)、敵地で行われたダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦で、6回途中2安打1失点でポストシーズン初勝利。チームは3連勝で2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 デーブ・ロバーツ監督がいう。

 「ここに来た時のダルビッシュはオモチャをたくさん持ちながら、それをどう使っていいか分からない投手だった」

 オモチャは豊富な球種を指す。ダルビッシュは10月のポストシーズンでの活躍を期待されて、7月31日のトレード期限ギリギリでドジャースに獲得された。しかし、メジャー屈指のポテンシャルを持ちながら、それをうまく使いきれておらず、突然、制球を乱して試合を壊すことがあるとドジャースでは分析された。

 ハニーカット投手コーチはドジャースのもつ膨大なデータからダルビッシュに合った情報を示し、改良を進めた。ドジャースに来てからは4勝3敗、防御率3・44だが、10月が近づくに連れて、「最終的にリズムがよくなり、相手打者を攻撃できるようになった」(ロバーツ監督)。

 ダイヤモンドバックスとは8月10日以来の対戦で、前回は5回5安打2失点、10奪三振。今回は5回0/3を2安打1失点、7奪三振。あまり違いはないが、前回は106球投げて61球がストライク。今回は74球でストライク52。ストライクの率が・575から・702と飛躍的に改善されていた。

 速球でストライクを取って追い込み、得意のスライダーで三振を奪うシンプルなパターンが確立され、相手に合わせて要所で“オモチャ”を使った。「8月に投げたときの僕とは違う投手になっているのをダイヤモンドバックスに見せたい」と言っていたダルビッシュ。その言葉通りの結果だった。

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