記事詳細

【田代学 ダッグアウトの裏側】リーグ優勝決定シリーズの最中に“就職活動” レ軍幹部、アストロズのベンチコーチ、コーラと面接

 米大リーグはリーグ優勝決定シリーズの陰で、すでにストーブリーグが始まっている。アストロズのアレックス・コーラ・ベンチコーチはヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の前日、遠征先のニューヨークでレッドソックスの幹部と対面。来季監督候補として面接を受けた。

 「彼はとても賢く、野球を深く理解している。選手からの信頼も厚い。監督候補として人気があるのは当然で、どこかの球団を率いるのは時間の問題だ」とはア軍のAJ・ヒンチ監督。18日で42歳になったコーラは、レ軍だけでなく、メッツやタイガース、フィリーズでも監督候補に挙げられている。

 大リーグでは監督を選ぶ際、オーナーや球団幹部が面接を行う。指導者の資質はもちろん、チーム作りの方針やメディアへの対応力も問われる。近年重視されているのがコミュニケーション能力。さまざまな国から言葉や文化の異なる選手が集まっているため、チームとしてまとめる手腕が求められているのだ。

 面接を白人の候補者だけで実施するのは禁止。黒人や中南米出身のマイノリティーを入れる規定もある。現役時代に内野手として6球団でプレーしたコーラはプエルトリコ出身。昨オフにダイヤモンドバックス、一昨年オフにはレンジャーズの面接を受けた。

 ア・リーグ東地区を連覇したレ軍は地区シリーズ敗退直後にジョン・ファレル監督(55)を事実上の解任。20代が多い主力選手を育てられる指揮官を求めているといわれる。レ軍に4年在籍したコーラは年齢的にも近く、最有力候補とみられている。

 コーラは会うたび、筆者のスキンヘッドを「ヒットを招くフォーチュン・ヘッド(幸運の頭)だ」と触るのが恒例だった。日本メディアとの交流も支障はない。どこの球団で指揮を執ることになっても成功してほしい。(サンケイスポーツ編集局次長・田代学)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース