記事詳細

【小田幸平 ODAの第2捕手目線】ドラフト“本当の一番人気”清宮ではない? 「守れない」はチームにとってマイナス (1/2ページ)

 ドラフト会議が今月26日に迫っています。最も注目されているのは言うまでもなく、早実の清宮幸太郎内野手(3年)。高校通算111本塁打は並大抵の能力では達成できない記録で、素晴らしい選手であることは間違いありません。かといって、プロに入ってすぐに打てるとはかぎりません。

 清宮君を数多くの球団が1位指名するでしょうが、そこまで欲しくない球団も指名するのではないかと思ってしまいます。

 というのは、彼には圧倒的な話題性がありますが、基本的に一塁しか守れません。高卒1年目で一塁しか守れないのなら、外国人選手を獲ってきた方がマシ-という発想になるのが普通です。“守れない”というのは、それほどチームにとってマイナスになるのです。打率4割打てるなら、守りに目をつぶって起用する価値もあるでしょうが、実際にはほぼありえませんから。

 もちろんプロ野球選手にとって、お客さんを呼べるということは大切な要素ですが、本当にチームを強くしようと思ったときに果たしてそれは正解なのかどうか。

 一方、広陵の中村奨成捕手(3年)は肩もフットワークも良く、練習すればどこでも守れると聞いています。

 捕手が欲しい球団はたくさんありますし、すでに不動の正捕手がいたとしても、当面野手にコンバートして打撃を伸ばす手があり、いろんなバリエーションが考えられます。今夏の甲子園では大会新記録の6本塁打を放ちました。

 あえてひとつ指摘するなら、木のバットを使用した9月のU-18W杯(カナダ)で25打数3安打、打率・120、0本塁打、0打点と苦戦しました。そこが課題でしょう。いずれにせよ不作といわれる今年のドラフトで“本当の一番人気”は彼だろうと思います。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう