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【江尻良文の快説・怪説】DeNA日本S進出で球界IT闘争激化 ソフトB、楽天と主導権争いで他球団と衝突も (1/2ページ)

 球団買収6年目のIT企業DeNAが、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)史上初めてレギュラーシーズン3位からの“下克上”を達成。マルハが親会社だった横浜時代の1998年以来19年ぶり、DeNAとしては初の日本シリーズ出場を決めたが、波紋は広がる。

 巨人、阪神など老舗球団がイニシアチブを握るセ・リーグでもついに地殻変動が起こり、IT企業の台頭がクローズアップされることになる。ソフトバンク、楽天、DeNAによる“三つどもえ”の争いが球界内で激化するだろう。

 楽天が球界参入9年目の2013年に初のリーグ優勝、さらに巨人を破って日本一を達成すると、球団に関しては王貞治球団会長に全権を任せているソフトバンク・孫正義オーナーが、初めて禁を破り口を出した。

 「王さん、絶対に勝てるような補強をしてもらわないと困りますよ」

 優勝したのが同じIT企業の楽天・三木谷浩史オーナーだけに、我慢できなかったのだろう。

 IT企業間の仁義なき戦いは壮絶だ。DeNAがTBSから球団を買収した際、楽天が「DeNAは問題のあるサイトを立ち上げている」と情報を流すなど、陰に日向に球界参入に反対したのは周知の事実だ。

 当時の根来泰周コミッショナーはこう本音を漏らした。「セ・リーグとパ・リーグの対立だけでも大変なのに、IT企業まで参入しては収拾がつかない。IT企業のトップの考え方は、他球団のオーナーには理解できないだろう。IT企業は独自に“ITリーグ”を立ち上げればいい」と。

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