記事詳細

【藪恵壹 藪から棒球】“ポスト掛布”阪神・矢野2軍監督への期待と不安 フロント主導のファーム選手起用&育成でカギは… (1/2ページ)

 セ・リーグ2位でシーズンを終え、クライマックスシリーズ(CS)は無念のファーストステージ敗退となった金本阪神。23日に発表された来季コーチ陣で、注目は“ポスト掛布”として2軍監督に就任した矢野燿大氏(48)です。

 1軍作戦兼バッテリーコーチとして2年間、金本野球に携わってきた男だけに、1、2軍の意思疎通は問題ないと思いますが、気になるのはいきなりファームを指揮する立場に就いた点です。

 私は2011年から3年間阪神で投手コーチを務めましたが、そのうち2年間(11年、13年)はファーム担当。そこでは選手起用や育成が現場ではなく「フロント主導」で行われていました。

 当時、現場とフロントの双方が意見を持ち寄ると、通る割合は1:9くらいだったと思います。勝利最優先の1軍ではそんな光景は見られませんが、私は当時この特殊な環境に苦労しました。選手も口にこそ出しませんが、「どっちを信じればいいのか?」と結構様子をうかがっています。それでも指導経験豊富な人材がいれば、うまく聞き流したり、バランスを取って軌道修正をしながらチームを運営できると思います。

 ところが今回、2軍の指導者の顔ぶれを見ると、30-40代ばかりで一気に若返った半面、年配のスタッフは皆無。こうした問題に真正面から対峙し調整するのは、矢野2軍監督の役目です。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう