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ソフトバンクと巨人 数字でも示された「育成力」の明暗 (2/3ページ)

 両球団の育成力の違いは数字でも示される。プロ野球のデータ分析を専門とするジャーナリスト・広尾晃氏の協力のもと、一軍公式戦における「生え抜き選手」の出場率(※全選手の総出場試合数に占める生え抜き選手の総出場試合数の割合)を調査した。

 巨人では、野手の生え抜き選手が66.7%、投手では59.8%だったのに対し、ソフトバンクは野手80.3%、投手67.4%。どちらもソフトバンクが大きく上回っている。

 ◆ソフトバンクに10年経っても追いつけない

 「自軍で育てた選手を重用するソフトバンクに対し、巨人は3分の1以上を移籍組に頼っている。また、巨人は育成選手26人を含む94人の選手を抱える大所帯ですが、今季一軍公式戦に出場できたのは全選手の51.1%(48人)のみで、12球団最低の割合。FAや外国人選手の補強で若手のチャンスが奪われている実態が浮かびあがります」(広尾氏)

 ソフトバンクは若手選手の育成に万全のバックアップ体制を敷いている。他球団に先駆け、6年前から「三軍」を創設。昨年オープンした二軍・三軍の新球場「ベースボールパーク筑後」(福岡県筑後市)は、建設費60億円、本拠地ヤフオクドームと同サイズの巨大施設だ。

 「流水プールやバーチャル型打撃マシンに加え、32台の小型カメラを配備。それらの映像はコーチ陣の元で集約され分析される。

 巨人も“後に続け”と三軍を作ったが、バックアップ体制はまるで及ばない。6年後の2023年をメドに新たなファーム球場を作り、現在のジャイアンツ球場(神奈川県川崎市)を三軍専用にするというが、それではソフトバンクに10年経っても追いつけない」(スポーツ紙デスク)

NEWSポストセブン

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