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【ベイスターズひと筋11年 下園辰哉はこう見た】チームのいじられキャラ、山崎のび太が“イニングまたぎ”で魅せた

 正直言って、うらやましいっすね。僕は今季限りで現役を引退しチームを離れていますが、こういう緊迫した試合を経験した選手はみんな、年齢に関係なく、いろいろな意味で成長するだろうと思います。

 この日の勝因は、1点リードの8回2死一、二塁で打席に柳田を迎えるという絶体絶命のピンチで、ラミレス監督が今季1度もなかったヤス(守護神・山崎康晃投手、25)の“イニングまたぎ”を決断したことと、ヤスが見事それに応えたことでしょう。

 打線はみんなでつないで強敵バンデンハークから得点をもぎ取り、投手陣も先発の石田以下5人が必死にバトンを引き継ぎヤスにつないだ。一体感のある試合でした。

 マウンド上では鬼気迫る表情で相手を圧倒するヤスですが、普段は意外にも“いじられキャラ”。特に主将の筒香からはふざけて軽く小突かれたりして、周囲の笑いを誘っています。筒香がジャイアン、ヤスがのび太といった感じですよ。

 さて、舞台は再び敵地の福岡ヤフオクドームへ戻ります。ポイントは、普段使っていないDHに誰を起用するか。第1戦は23歳の乙坂、第2戦は高卒ルーキーの細川でした。もちろんラミレス監督が決めることですが、個人的には、プロ15年目のゴメスさん(G.後藤武敏内野手、37)こそ適任だと思います。

 今季は26試合で打率・115、0本塁打に終わりましたが、何度もしびれる場面で殊勲打を放ってきた方です。今シリーズでは第5戦まで1度もベンチ入りしていませんが、出場資格のある40人には入っています。この人しかいないっしょ!?

 ■下園辰哉(しもぞの・たつや) 1984年11月22日生まれ。ベイスターズひと筋11年、今季限りで現役引退を表明。左の代打の切り札として活躍。

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