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虎投手陣、大和の国内FAに衝撃 金本監督も祈る思い「残ってやって」

 国内フリーエージェント(FA)権を保有している阪神の大和内野手(30)が8日、球団事務所に申請書類を提出。今月16日から国内全球団との交渉が可能となる。

 この日、本人は球団を通して「シーズンが終了してから本当に悩みました。12年間お世話になったタイガースへの愛着や感謝の気持ちも言葉に表せないぐらいのものがありますが、他球団の自分に対する評価を聞くチャンスは今しかないという思いも強く、今回の決断にいたりました」とコメントを発表した。

 移籍前提のものではなく「宣言残留」にも含みを持たせている。金本監督は「残ってやってほしい。(交渉役のフロントに)頑張ってもらうしかない」と祈る思いだ。

 複数の球団が獲得に乗り出すとみられるが、阪神の球団関係者は「レギュラーでの出場機会を求めてのことだと思うが、それを確約できるかとなると、他球団も難しいのではないか」とみる。

 現場には衝撃が走っており、あるチーム関係者は「一番ショックを受けているのは投手陣だろう。彼がバックにいるだけで安心感があるからね」と指摘する。

 仮に他球団に流出した場合、前出の関係者は「ポスト大和」の最有力候補として糸原健斗内野手(25)を挙げる。「大和の守備レベルには達していないが、若手の中では一番安定している」。打撃にもパンチ力があり、島根・開星高時代の監督で現教育評論家の野々村直通氏が「逆境からでも努力を継続できる能力を持っている」と認める反骨精神の持ち主でもある。

 球団フロントも「最終的にどうなるかわからないけど、万が一のときには、若手にチャンスだと思ってがんばってほしいね」と期待をこめる。大和のFA騒動は今後、さまざまなところに影響を及ぼしそうだ。(山戸英州)

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