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【そういうことだろ~】ハリルさんは「ベタ引き」戦術もう1度やる ビッグ3外しは惨敗時の言い訳のため

 バヒド・ハリルホジッチ監督(65)率いるサッカー日本代表(世界ランキング44位)にとって試練の欧州遠征2連戦が始まる。まずブラジル(同2位)戦(日本時間10日午後9時開始=フランス・リール)は、日本のDF陣がどこまで通用するかの試金石となる。 (聞き手・久保武司)

 --フル代表にとって過去11戦未勝利(2分9敗)のブラジル戦

 清水「実は楽しみにしているんだよ」

 --えっ?

 「日本のDFがどこまで持ちこたえられるか、見るべきところはその一点だけどな」

 --というと

 「本田、岡崎、香川の3人を外しただろ。なぜかといえば、ハリルさんはW杯アジア最終予選のアウェーでの豪州戦(2016年11月11日=メルボルン、1-1)でやった“ベタ引き”戦術を、もう1度やろうとしているのだと思う。それにしても一気に3人外すとは思わなかったけどね(苦笑)。それと、危惧していることがひとつある」

 --何ですか

 「この2試合に臨む前から、しっかり“言い訳”が用意されているということさ。仮に4点差以上の惨敗となった場合でも、ハリルさんは『本田、岡崎、香川がいたら違う結果になっていた』と言える。『今回はあくまでも最終テスト。これから本大会に向けて本格的な準備に入る』なんて言い出しかねない」

 --惨敗も想定した上で、そのエクスキューズとして“ビッグ3”をあえて外したと

 「3人を出して惨敗したら、来年のW杯本大会(6月14日~7月15日)へ向けてもう引き出しがないでしょ。ハリルさんのやり方は、ボールを取ったらすぐに前へ送る、あるいは“べた引き”でカウンターを狙う、その2通りしか見せてもらっていないもの」

 --それにしてもメンバーが寂しい

 「いまの代表は山口(C大阪)、井手口(G大阪)そして長谷部(フランクフルト)の守備的MF3人が主軸。今回は基本的に攻めるつもりがないから、3人(本田、岡崎、香川)は必要ないという論理だ。相手のブラジルの選手たちもそれぞれリーグ戦の最中で、ネイマールを筆頭に100%ではこないでしょ。そんな状況で日本は、守備さえしっかりやってブラジルを本気にすることができれば御の字だと思うけどね」

 ■清水秀彦(しみず・ひでひこ) 1954年11月4日、東京都生まれ。ポジションはMF。浦和市立高、法大、日産サッカー部(現J1横浜)で日本一を経験。93年のJリーグ開幕戦で横浜Mを率い勝利を収めたのを皮切りに、Jリーグ4クラブで監督を務め通算134勝を達成。

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