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羽生、GPファイナル絶望的 “4回転戦国時代”に焦りか…難易度アップ、増える故障に不安は募っていたが

 王者にも五輪シーズンの焦りがあったようだ。

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」(大阪市中央体育館)は10日に男女SP(ショートプログラム)、11日に男女フリーが行われるが、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が9日の公式練習で転倒し、右足首と右膝を負傷。一夜明け、欠場するとコーチが明かした。これでGPファイナル(12月7日開幕=名古屋)進出も絶望的となった。

 羽生はこの日の練習で、第1戦のロシア杯で初挑戦して成功した4回転ルッツを跳んだ。しかし、回転軸が大きく傾き、右足での着氷に失敗。足首や膝をひねった。その後はジャンプを跳ばず、翌10日の午前中の公式練習にも姿をみせなかった。

 大会3連覇がかかっていたNHK杯は、強豪選手は少なく、4位でも史上初の5連覇がかかるGPファイナルに進むことができる見込みだった。無理をする必要はなかったが、4回転ルッツに挑戦していた。

 今季の羽生は危機感をいっぱいに抱えている。宇野昌磨(19)、ネイサン・チェン(18)=米国、金博洋(20)=中国=らが数種類の4回転をプログラムに入れ、男子フィギュアの4回転戦国時代は激化の一途。羽生といえども簡単には表彰台に上がれない状況だ。

 練習で大きなミスが出るのも、難易度が上がっているからだろう。故障も増えている。9月に今季の初戦として出場したオータムクラシックでは、右膝の違和感で4回転ルッツを回避した。

 9日はブライアン・オーサー・コーチが胆のうの手術のため不在だった。焦って平昌五輪に影響がでるような故障になってしまっては元も子もない。

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