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ハリル日本に厳しい現実 ブラジルの波状攻撃を抑えきれず完敗

 国際親善試合(10日、日本1-3ブラジル、フランス・リール)押し寄せるブラジルの波状攻撃を抑えきれず、日本は失点を重ねた。ハリルホジッチ監督になって初の強豪との対戦。強豪相手の戦法として培ってきた堅守速攻は繰り出せず精度も欠いた。「改善点はたくさんある」と指揮官。厳しい現実を突きつけられた。

 組織的な守備が奏功した8月のW杯アジア最終予選、豪州戦と同じく高い位置からプレスを仕掛けた。前半10分に失点すると「前からいくか引いて守るか意思統一ができなかった」と長谷部。迷いは敵との中途半端な間合いになった。前半16分に山口が与えたPKは、相手の速さに対応が遅れたため。距離を詰めればいなされ、わずかなスペースを突かれた。

 守備が機能せず、速攻へのスムーズな移行もできなかった。劣勢が続いた前半は「引きすぎて前に出られなかった」と久保。ブラジルがメンバーを落とした後半に1点を返したものの、1対1などの局面局面では負ける場面が続いた。

 「アジア」を勝ち抜く戦いと、「世界」のレベルは明らかに違った。アジアでは強豪でも、世界では歯が立たないことを思い知らされた。ブラジルとはW杯本番でも戦う可能性がある。「W杯1次リーグでこういう試合があるのは間違いない」と川島は実感を込めた。この経験をどう生かすか。残る7カ月は長いようで短い。(産経新聞、小川寛太)

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