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【清宮幸太郎秘話 白球に選ばれた少年】「ちゃんと走れ、ボケ!」先輩の寄せ書きで復調 翌年に56本塁打の荒稼ぎ、敗戦の苦さ知ったバット (1/2ページ)

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 早実高1年時の夏に初めて甲子園の土を踏んだ清宮幸太郎。西東京大会では期待された本塁打を放つことはできなかったが、念願の“聖地”で輝きは増していった。

 3回戦の東海大甲府戦では初アーチとなる2ランを放ち、準々決勝・九州国際大付高戦でも弾丸ライナーの一発。この大会で19打数9安打、2本塁打、8打点。1年生主砲としての役割を全うしたといえる数字だが、準決勝の仙台育英戦ではエースの佐藤世那投手(現オリックス)に内野安打1本に封じ込まれ、チームも0-7で完敗。

 敗戦後に「3年生の方々がいなければ今の自分はいない。感謝してもしきれません。もう一緒に野球ができないのが本当に、本当に残念で悔しい。もし生まれ変わってもう一度野球ができるなら、また上級生のみなさんと野球がしたいです」と号泣しながら語った。

 初めての甲子園でいかんなく発揮した実力に加えて、連日球場を満員にした話題性も相まって、前身のAAA世界野球選手権も含めてこの年日本で初開催されたU-18野球ワールドカップにただ一人の1年生として選出された。

 だが、初めての木製バット、加えて左膝を故障するなど、27打数6安打2打点、打率・222。不調にあえぐ自身をよそに、周囲は大会ベストナインにあたるオールスターメンバーに5人が選ばれるなど大活躍。第1、第2ラウンドを無敗で突破したが、第1ラウンドで一度勝った米国との決勝(甲子園)は内野安打1本に抑えられ、チームも1-2で敗れた。

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