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激怒する貴乃花親方「戦闘宣言」の真意 アイスピック証言も…角界関係者が“3つの謎”から分析 (2/2ページ)

 「報告を受けた親方は、大切な弟子が暴行を受けたことに激高して被害届を出した。当事者間で和解するのは横綱としてのふるまいとしては不十分だと考えたのではないか」と関係者はみる。

 第2の謎がその後の沈黙だ。被害届が出た後も貴ノ岩は、福岡県田川市長への貴乃花親方の表敬訪問に同行している。県警からの問い合わせを受けた協会が11月3日に貴乃花親方に事情を聴いた際にも「分からない」などとして暴行の事実を報告しなかった。

 貴乃花親方が被害届の件を協会に伝えたのは14日になってから。自ら被害届を提出していたにもかかわらず、理屈が合わない行動にみえる。

 前出の角界関係者は「昭和の大横綱、双葉山を尊敬している貴乃花親方は、自分にも厳しく、しっかりした横綱像を持っている。今回も日馬富士が筋を通して謝罪に来ると思っていたのだろう。自身が巡業部の部長ということもあり、きっちりした謝罪をしていれば、表沙汰にせず、被害届を取り下げることもありえた」と解説する。

 そして3つ目の謎が直近の行動だ。14日のスポーツニッポンの報道をきっかけに暴行の事態が明るみに出たが、貴乃花親方は「被害届を取り下げる意向はない」とし、謝罪に訪れた日馬富士と伊勢ケ浜親方をスルーしてみせた。その真意を前出の角界関係者はこう分析する。

 「貴乃花親方が考えていたような形での謝罪が実現せず、堪忍袋の緒が切れたのではないか。いったんこう思ったら曲げない人だけに、とことんやるということだろう。前回の理事長選に出て敗れただけに、協会に対しての複雑な思いもうかがえる」

 貴乃花親方の「横綱道」が日馬富士に伝わらず、「戦闘宣言」に至ったのか。

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