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【清宮幸太郎秘話 白球に選ばれた少年】止まらなかった成長 高打率キープのウラにシニア時代の教え、逆方向意識して打撃の幅広げる (1/2ページ)

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 「出来上がりすぎているんだよな。彼のこの先に伸びしろをあまり感じないんだ」

 早実高2年の夏に清宮幸太郎についてこう話したのは、その言葉通り、今年のドラフトで幸太郎に入札しなかった某球団の幹部スカウトだ。

 しかし、この幹部の予測通りに幸太郎の成長が上げ止まることはなかった。2016年8月26日の西東京大会準々決勝の八王子学園八王子戦(神宮)で敗れた後も、勢いは止まらなかった。

 左打者の幸太郎が同年の8月末までに放った66本塁打の中で、中堅から左に放ったのは6本にとどまっていたが、その後の45本では同方向に13本と明らかに逆方向への意識が高まっている。

 ある球団のスカウトはこの時期の幸太郎に関して「追い込まれてからのバッティングが明らかに変わってきた。軽打というほどでもないが、『逆方向への単打でもいい』という確率重視の打撃がみえる」と打撃の幅の広がりを評価していた。

 高校入学後の幸太郎にとって、追い込まれたら外角中心の攻めを受けることは常套手段。2ストライク後の打撃はひとつの課題だった。

 それでも高校で幸太郎が高打率をキープできたのは、シニア時代に、追い込まれてから足の上げ幅を小さくして短いステップで逆方向を意識した打撃を教え込まれたことがあったからだ。

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