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J2降格の大宮、サポーター悲嘆「勝たなきゃ意味ない」 監督2度交代も浮上せず…遠かった1点

 サッカーJ1大宮アルディージャは26日、NACK5スタジアム大宮(さいたま市大宮区)で、残留へいちるの望みを懸けて、ヴァンフォーレ甲府と対戦したが、0-0と引き分け、来季のJ2降格が決まった。一昨年のJ2降格時は優勝し、1年で返り咲き、昨年はJ1でクラブ最高成績の5位だったが、一転して出直しとなった。

 試合終了のホイッスルを聞き、選手、サポーターは一斉に肩を落とした。サポーターからは「ドンマイ」「お疲れ」などねぎらいの声が出る一方、「勝たなきゃ意味がないんだよ」「お前ら来年J2だからな」など厳しい言葉が飛んだ。

 サポーターに対し、主将の菊地が「来年はJ2になりました。いろんな意見や気持ちがあると思います。それでも自分たちがやることをしっかり通して、またJ1の舞台に戻ってきたいです」とあいさつすると、「アルディージャ」コールが沸き起こった。

 残留には残り2試合の勝利が絶対条件で、他のチームの勝敗や得失点差の状況に左右されるという厳しい状況だった。残留争いを繰り広げている甲府との直接対決は一進一退の攻防が続き、両チームとも得点を挙げることができなかった。大宮は前半サイド攻撃などで攻め込むもシュートにつなげられない展開が多かった。後半は両チームとも積極的に攻め、GK加藤が好セーブを見せ、攻撃陣もシュートを打つ場面が増えたが、1点が遠かった。

 昨年まで攻撃の中心だった家長と泉澤を欠いた今シーズンは勝利が遠く、監督が2度交代したが、浮上のきっかけをつかむことができなかった。前試合から就任した石井正忠監督は「いろんな方がサポートしてくれましたが、その期待に応えられなくて、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話した。

 森正志社長は「強化本部長、監督、スタッフと今までやってきた取り組みをどのように変えていかなければいけないのかじっくり考えて来シーズンへ向けて準備したい」と話した。(産経新聞)

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