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【江尻良文の快説・怪説】日馬富士引退の余波? 影薄い斉藤新コミッショナー

 「スカパー!サヨナラ年間大賞」が11月29日に都内で発表され、パ・リーグは西武・栗山巧(34)、セ・リーグはDeNA・宮崎敏郎(29)が受賞。翌30日は別の都内ホテルでゴールデングラブ賞の表彰式が行われる。就任早々の斉藤惇新コミッショナー(78)の初仕事だが、タイミングは最悪。横綱日馬富士の暴行事件、現役引退の余波をモロにかぶり、新コミッショナーはすっかり影が薄い。

 珍しい財界出身。新たなビジネス展開を期待されている斉藤新コミッショナーとすれば、いまのうちに周到な下準備をする必要があるだろう。侍ジャパンの事業会社・NPBエンタープライズの「事業推進のためのアドバイザー役」として7月からコミッショナー顧問を務めていた、といってもわずか4カ月だ。

 独特な世界の日本プロ野球界を知るにはあまりにも短い期間だった。「球界の常識は世間一般の非常識」とも言われる。財界の常識で新ビジネスを展開しようとしたら、うまくいかないだろう。角界の前代未聞の大騒動が一応の収束を見るまでに、日本のプロ野球界の実態を把握する必要がある。

 かつて「理の全く通用しない、信じられない世界だ」と憤慨したコミッショナーがいたほどなのだから。(江尻良文)

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