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「勘違いするな!」福留、若虎に痛烈ゲキのワケ 試合中に藤浪を叱責した過去も

 来季も主将を務めることになった阪神・福留孝介外野手(40)が、若手選手に向けて「勘違いするな」と痛烈なゲキを飛ばした。球団幹部は「ありがたい。ウチにはチームの人気を自分の人気と錯覚している選手が多いからね。背広組が言うのとは重みが違う」と歓迎している。

 福留が金本監督の意向を受け、任期1年の主将に就任したのは昨年11月。それまでの5年間主将を務めた鳥谷を、プレーに専念させる狙いがあった。生え抜き以外が主将を務めるのは福留が初めてだが、遠慮なく意見できるリーダーシップは指揮官も認めている。

 今回の若トラへの警告は、特定の選手を指したものではないが、以前から主将として気になることがあった。昨年売り出した高山、北條、原口らが、今季いずれも成績を落としたのである。3選手とも出場数を減らしたばかりか2軍落ちの屈辱を味わった。

 「福留にすれば不振の原因は技術的なものだけないとの思いがあるのではないか。つまり、心のスキ。当事者たちは否定するかもしれないが、油断したと考えられる。メディアは人気チームの選手には実力とはアンバランスな大きな扱いをしがち。そこを錯覚するな、本当の自分を知れと彼は言いたいのだと思う」と球団OBは見る。

 福留には主将になる前からリーダーの下地があった。一例が試合中の藤浪への叱責。本塁のバックアップを怠ると、周囲の目など気にせず、ベンチの中で堂々と叱った。「俺が4番を打っているようではあかん」といえるのも、チームを思えばこそだろう。

 来年4月で41歳。メジャーの5年を含めるとプロ生活20年目を迎える。いまさら失うものもなければ怖いものもない。あえて嫌われ役を買って出る覚悟を決めている。(スポーツライター・西本忠成)

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