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主犯は白鵬、日馬富士暴行は忖度 貴ノ岩への説教がすべての発端だった 貴乃花親方との遺恨もヒートアップ (2/3ページ)

 その後、ビール瓶ではなく、シャンパンボトルをつかみ、本人(日馬富士)は脅すつもりで振り上げたが、それは手から滑り落ちたという。

 ここでようやく白鵬が「モノを持ってやってはいけない」と止めに入ったというが、となると平手打ちの段階では黙認していたことになり、止めに入るタイミングとして遅すぎる。

 そもそも白鵬が酒席で説教を始めたことがすべての発端であり、日馬富士は白鵬の気持ちを忖度し、白鵬に成り代わって手を上げたつもりだったのだろう。白鵬が説教を始めなければ、日馬富士の暴行も引退もなかった。

 暴行問題において、白鵬の立場は単なる同席者ではなく当事者に近い。だとすれば、鳥取県警の白鵬に対する事情聴取(11月28日)が7時間半という異例の長時間に及んだことにも合点がいくというものだ。

 定例理事会では、これまで一貫して危機管理委員会による貴ノ岩に対する聴取を拒否し続けてきた貴乃花親方が、「警察の捜査が終わった時点で協力する」と明言。今月初旬にも日馬富士が書類送検されることから、早ければ来週にも貴ノ岩への聴取が実現する見通しとなった。

 そこで、暴行の詳細が被害者の貴ノ岩の口から明かされれば、白鵬の事件への関与がより明確になる可能性もある。モンゴル人力士の総大将である白鵬が、黒幕のように大きな存在感を放っていることがよくわかる。

 前人未到の40度目の優勝を飾った白鵬だが、その尊大な立ち居振る舞いはたびたび批判されることがあり、この日の定例理事会にも呼び出され、相撲協会からお灸を据えられた。九州場所11日目に嘉風に敗れた際、自ら物言いをつけて土俵下に居座ったこと、千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関の2人を再び土俵に上げてあげたい」と軽率に発言したこと、観客に万歳三唱を促したことの3点について「横綱の品格に関わる」として厳重注意を受けた。

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