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主犯は白鵬、日馬富士暴行は忖度 貴ノ岩への説教がすべての発端だった 貴乃花親方との遺恨もヒートアップ (3/3ページ)

 この白鵬を頂点にしたモンゴル人力士たちに対して、「なれ合っている」と苦言を呈してきたのが貴乃花親方だが、白鵬は明確な対決姿勢を表明している。八角理事長が28日に十両以上の全力士を対象に行った講話の席で、白鵬は自ら発言を求め「貴乃花巡業部長を代えてほしい。代えてくれなければ巡業に出たくない」と発言していたことも判明した。

 協会執行部は定例理事会で、巡業部長である貴乃花親方に対し冬巡業(今月3日~17日=九州、沖縄)を“休場”するよう言い渡した。尾車事業部長(元大関琴風)は「(貴乃花親方が参加すれば)騒動の中、多くの人が押しかけ、けいこの土俵がそっちのけになる」と説明。春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が代行する。

 貴乃花親方も巡業から外されることを承諾したというが、内心は穏やかではないだろう。協会に対する不満があり、さらに自身も人気横綱として活躍したプライドを、目の敵にしてきたモンゴル人力士の親玉に正面を切ってケンカを売られてズタズタにされたかたち。遺恨を残すのは間違いない。

 巡業終了後には、今月20日に臨時の横綱審議委員会(横審)と理事会が控えている。横審では暴行騒動への関与が明らかになった白鵬へ厳重注意以上の処分が科せられる可能性があり、一方、理事会では、協会執行部とも対決姿勢を鮮明にしている貴乃花親方の処分も議論されることもありうる。

 八角理事長ら執行部もこれまでの責任を問われる場合もあり、無傷で済むかどうかわからない状況。白鵬の身代わりになって日馬富士が現役を引退したとしても、大相撲界の混乱は収束の気配をみせていない。

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