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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】川崎・家長、“天才”が見せた泥臭いボール奪取 決勝ゴールをアシスト (1/2ページ)

 今年のJ1の優勝争いは、最終節(12月2日)までもつれ込みました。首位の鹿島が磐田に勝てばすんなり決まりますが、2位の川崎も絶好調。その要因には、20代で“天才MF”の名をほしいままにし三十路を迎えた家長昭博(31)の好調ぶりが挙げられます。攻撃一辺倒だった彼が、守備でも泥臭くボール奪取に挑んでいます。

 家長は本来、Jリーグでもっとメジャーになってよかった選手です。ドリブル、パス、シュートのどれを取っても一級品。代表の10番を付けてもおかしくないレベルにいます。

 今季大宮から川崎に完全移籍。昨季までエースだった元日本代表FW大久保(現FC東京)が抜けた穴を埋めるために、声がかかりました。

 昨季在籍した大宮はJ1で5位という成績でしたが、家長が抜けた途端、今季は17位(第33節終了時)に沈みJ2陥落が決まりました。これだけを取っても、家長の存在感の大きさがうかがえます。

 負けたら鹿島の優勝がすんなり決まってしまう第33節・浦和戦(11月29日=埼スタ)で、家長はチームの大黒柱であるMF中村憲よりも長い10・7キロ(90分)を走りました。

 さて、相手からボールを奪う基本パターンはおおむね3つあります。

 〔1〕相手のパスをカットするインターセプト〔2〕相手のトラップが乱れたところでボールを取る〔3〕相手そのものにプレスをかける。

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