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【編集局から】日馬引退余波、思わぬところで… 新潟・弥彦村とモンゴル人力士の絆

 暴行問題で元横綱日馬富士(33)が引退した余波は思わぬところにも広がっています。

 新潟県にある弥彦(やひこ)村では、毎年日馬富士が所属する伊勢ケ浜部屋の力士たちが合宿をしています。2015年、弥彦神社の遷座100年記念で行われた「土俵開き」に日馬富士や大関照ノ富士らモンゴル人力士が訪れたことがきっかけとのこと。弥彦村はモンゴルの村と姉妹都市の関係にあるなどモンゴルとの交流も盛んです。

 小林豊彦村長(72)は当初、力士に対して「おおざっぱ」との印象を抱いていたようですが、日馬富士と実際に話してみて「論理的な人だ」と魅了されたと明かします。

 力士が赤ちゃんを抱いて誰が1番大きな声で泣くかを競う「赤ちゃん相撲」のイベントでも、日馬富士に抱かれた赤ちゃんはほとんど泣かず、村長は「赤ちゃんも『この人は安心だ』と分かるのかな」と感心したといいます。

 それだけに、今回の暴行と引退は想像もしなかった事態で、「非常に残念」と村長。ただ、「安美錦関も敢闘賞を取ったことだし、従来通り、伊勢ケ浜部屋には(合宿を)お願いするつもりです」と語っていました。

 力士と村民の絆で、この騒動を乗り越えてほしいと思います。(海野慎介)

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