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【神谷光男 スポーツ随想】稀勢、早く復活して白鵬暴走止めろ 自分勝手な物言い、万歳三唱…やりたい放題 (1/2ページ)

 騒動の中で、今月3日から九州を回る大相撲の冬巡業が始まった。引退した日馬富士の暴行問題が発覚し、九州場所10日目から稀勢の里が休場すると、各興行地では前売り券の売れ行きがパッタリ止まったという。

 4横綱を並べたポスターで前景気をあおったものの、問題発覚後はあわてて日馬富士を消すなど勧進元は対応に大わらわだったとか。

 日馬富士は、横綱審議委員会が「非常に厳しい処分が必要」との見解を示したことで、協会の処分を待たずに引退。ポスターからだけでなく相撲界そのものから姿を消してしまった。

 思えば、春の淡雪のようなはかない“4横綱時代”であった。3月の春場所は新横綱の稀勢の里が左上腕部を痛めながら、奇跡の逆転優勝で日本中を沸かせた。夏、名古屋、九州は白鵬が制し、秋場所は日馬富士が逆転優勝。一応横綱の責任は果たした。

 半面休場が多すぎた。横綱4人が全員皆勤すれば、1場所で6通りの横綱同士の取組が見られる勘定だ。しかし、この5場所で横綱同士はわずか5カード。名古屋場所の白鵬-日馬富士が今年最後の横綱戦だった。ファンは見事に裏切られた。

 しょせんは峠を過ぎた横綱ばかりだから、4横綱が長続きしないのは自明の理。過去の4横綱時代は昭和30年初場所から千代の山、鏡里、吉葉山、栃錦が14場所。年6場所制になった昭和33年以降の7例のうち、1年間続いたのは2例のみ。そして、また…。

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