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巨人・野上が挑むFA右腕の壁 データOKもハート未知数…目利き試される鹿取GM (1/2ページ)

 過去に巨人にFA移籍した投手のうち、“10勝の壁”を破った右腕は1人もいない。西武からFAで加入した野上亮磨投手(30)は、この重いジンクスを破れるか。

 野上は4日、都内で入団会見。「来季は1年間ケガをせず(先発)ローテーションを守り抜いて、2ケタ勝てるよう、優勝できるよう頑張りたい」と抱負を語った。

 同席した鹿取GM、高橋監督も「ローテを守って2ケタを期待」と口をそろえた。今季推定年俸5000万円から、単年ベースで3倍増の3年総額4億5000万円という大型契約。費用対効果から10勝はノルマといえるが、過去に巨人にFA移籍した投手12人のうち達成できたのは工藤、杉内の2人のみだ。

 ともにパ・リーグでMVPに輝いた両左腕と比べれば、野上の通算成績は心もとない。通算53勝56敗、防御率4・03。2ケタ勝利は今季で2度目だが、鹿取GMは「いろんなことを試していたのが、今年になって成果が出たのではないか」と開花の時を迎えたとみる。

 その根拠が、今年導入された高性能弾道測定器「トラックマン」だ。感覚的な表現だった球のノビやキレが可視化でき、“データ魔”の鹿取GMは野上の投球を「(直球の)スピンで(軌道が)上に上がる感じ。年々よくなっている」と評価。現役時代に対戦経験のある高橋監督も今季の西武戦での投球に触れ、「ベンチから見た中で、ボールがより力強くなっている気がした。まだまだよくなる」とこちらも伸びしろに期待を寄せた。

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