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【神谷光男 スポーツ随想】初の1億円ランナー誕生か 東京五輪エース候補の大迫、米仕込みのプロ意識 (1/2ページ)

 先週の福岡国際マラソンで大迫傑(26)=ナイキ・オレゴンプロジェクト=が、男子日本歴代5位の2時間7分19秒をマークし日本勢最高の3位に入り、3年後の東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の出場権を得た。

 小顔のイケメンでスター性があり「五輪に光明」とマスコミは大騒ぎ。世界選手権やリオ五輪などのトラックで日本代表になり、フルマラソンは2時間10分28秒で3位に入った4月のボストンに次ぎ2回目だった。

 早大時代は箱根駅伝で名をはせ、卒業後は日清食品に進んだが、1年で退社し渡米した。早大3年のとき世界の長距離の精鋭が集まるオレゴンプロジェクトを見学し、4年になるとチームを離れ単身で武者修行した経緯がある。

 海外事情に詳しいマラソン関係者はいう。「今回は相当体が絞れていた。走り込みももちろんだが、ウエートトレなどフィジカル面でも強化したようで、ハガネのような体に見えた」

 走り込みというと日本では日によっては、いっぺんに70~80キロ走る日もあるが、外国から見たら「クレージー」。せいぜい35キロ程度で、あとはスピード練習とフィジカル強化。マラソン練習という概念が根本的に違う。つま先で着地し、理想とされる腰高の姿勢をキープしたまま重心を進めていく走りは、フィジカルトレーニングの効果だろう。

 それに加え、大きいのはこれから最盛期になる日本独特の駅伝を走る必要がないことだろう。

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