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貴乃花親方拒否、長期化へ 日馬暴行発覚から1カ月

 大相撲の元横綱日馬富士関による平幕貴ノ岩関への暴行事件は14日、発覚から1カ月を迎えた。元日馬富士関は引責で11月29日に引退。日本相撲協会は事態の年内決着を目指しているが、協会危機管理委員会による貴ノ岩関聴取を、師匠の貴乃花親方(元横綱)が拒否しており、収束まで長期化の様相を呈している。

 危機管理委の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)は先月30日、元横綱の書類送検を警察の捜査終了とし、この時点で貴乃花親方が聴取に協力する意向を示したと説明していた。しかし、元日馬富士関が12月11日に書類送検された後、貴乃花親方は鳥取地検の処分が出るまで聴取に応じない旨を伝えてきた。

 危機管理委は20日の臨時の横綱審議委員会と理事会で調査の最終報告を予定していたが、厳しい見通し。八角理事長(元横綱北勝海)は「集まれと言ったら集まるのが相撲協会の一番の良さだと思っていたけど、そうは今はいっていない」と苦悩をにじませる。臨時理事会では秋巡業中の出来事の報告義務を怠った貴乃花親方や元日馬富士関の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)への処分が検討される見込み。

 暴行現場の酒席に同席した白鵬関、鶴竜関の両横綱らが参加する冬巡業は17日に終了し、初場所(来年1月14日初日・両国国技館)の新番付は26日に発表される。他の力士への影響も懸念され、協会幹部は「何とかしてあげたいが、相手(貴乃花親方)があることだから…」とこぼした。

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