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【甘辛戦記】開業4年目でGI初制覇の中内田調教師、“混沌”クラシックへ試される力

 開業4年目の中内田調教師が、JRA・GI延べ7頭目の出走で初制覇を果たした。「厩舎スタッフはもちろん、生産や育成に携わった人たちの期待が大きかった馬。素直にうれしい」

 ダノンプレミアムは無傷3連勝。2着スティルヴィオとの差は、サウジアラビアRCの1馬身3/4からさらに3馬身1/2まで広がった。

 「(川田)ジョッキーと王道の競馬をしようと話して、普段のレースと同じ感じで見ていました」という自信。「当歳時に初めて見たときからすごかった。前走のレコード(勝ち)のあとで少し心配な面もあったが、反動もなかった。成長し続けている感じです」

 中山2000メートルのホープフルS(28日)が今年からGIに格上げされ、朝日杯FSは2歳マイル王決定戦という意味合いが大きくなったが、高素質ディープインパクト産駒ならもちろん、先に見るのはクラシック。ホープフルSには中長距離タイプが出走し、年内は休養する3戦無敗の東スポ杯2歳S馬ワグネリアンという強敵もいるが、プレミアムには来春の主役たる貫禄がすでに備わっている。

 「力みながら走っていたので、距離を延ばしたら、そのあたりを解消していかないと。まだ成長の余地があるけど、現時点での完成度も高い。ホープフルSを選択しなかったのは、中山までの輸送があるし、広い阪神のほうが合うと思ったから。来年はクラシックを目指します。距離延長にうまく対応させて、もうひとつ大きな舞台で戦える馬に育てたい」

 以前とは違う、混沌とした牡馬3冠の形が見える。朝日杯FSが今もクラシックロードにつながる重要GIであることを、プレミアムがどう証明するかが楽しみだ。(夕刊フジ・水谷圭助)

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