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阪神・岩崎、奪三振率のウラに“日本一の称号” 来季、“左腕組”衰退で配置転換 (1/2ページ)

 阪神の金本知憲監督(49)は先発ローテーション強化のため、今季中継ぎで活躍した左腕・岩崎優投手(26)の抜擢を決めた。指揮官から直接指示を受けた岩崎は「先発は以前にやっているので負担は感じない。必ずローテ入りして優勝に貢献したい」と配置転換を歓迎する。

 背景に“左腕組”の衰退がある。今季は能見、岩田、岩貞で回したが、3人で計14勝しか挙げられなかった。「若い岩貞にはまだ成長の可能性はあるが、来年能見は39歳、岩田は35歳。多くを期待するのは酷だろう。そんな危機感が岩崎の先発起用に走らせた」と球団OBは見る。

 静岡・清水東高、国士舘大を経て2014年、阪神に入団した岩崎は、16年までの3シーズンは先発要員。しかし、通算11勝19敗の成績が示すように壁に当たり、1、2軍の往復を繰り返した。才能が開花したのは中継ぎに転向した今季で66試合に登板、4勝1敗、15ホールドの好成績。首脳陣の間では投球回数71回2/3を上回る88奪三振の球威に、「先発も十分できる」との声が早くからあった。

 実は岩崎には「日本一」の称号が一つある。オリックスがいち早く導入した高性能弾道計測器「トラックマン」で各球団の投手を調べた結果、一番リリースポイントを前で放しているのは岩崎と分かったのだ。「彼は最速147キロだが、この粘りあるフォームのおかげで打者の体感速度は156キロに相当するとのこと。奪三振率の高さもうなずける」と球団幹部は目を細める。

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