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巨人・高木勇も耳にしていた人的補償の噂「僕より今村の方が…」 降格、ケガ…激動の1年、締めはFA放出

 巨人は西武からのFA移籍で獲得した野上亮磨投手(30)の人的補償で、高木勇人投手(28)が西武に移籍すると18日、発表した。

 本人は覚悟をしていただろう。「高木勇か今村が危ないらしい」という噂が今月初めから駆け巡っていた。本人の耳にも噂は届き、高木勇は「こればっかりは自分じゃどうしようもないんで…。でも、僕より今村の方がいい投手ですよ」と冗談めかしていた。

 台湾ウィンターリーグに参戦していた今村は9日の登板中に故障し帰国。西武の選択に影響を及ぼしたか。高木勇は2014年ドラフト3位で1年目に9勝。11年2位の左腕、23歳の今村も今季イースタン・リーグ最多勝9勝。ともに伸び悩んだが、野上に代わる先発候補にはうってつけだ。

 高木勇にとっては激動の1年だった。4月に2軍から昇格してヤクルト戦(鹿児島)で初先発したが、打席で右手を負傷して離脱。7月18日の中日戦(ナゴヤドーム)では、飲酒暴力問題が発覚した山口俊の代役で先発が回ってきたが、5回途中でKOされ、以降は中継ぎに回った。

 このオフは「初心に帰る」と社会人時代の古巣、三菱重工名古屋で自主トレ。前日17日には愛車で4時間かけて上京し、よみうりランドで同僚らとトークショーに出演。そのまま愛知にとんぼ返りしたが、一夜明け非情の通告を受けた。

 入団時からファンサービスに熱心で愛されたが、高橋政権での評価は芳しくなく、冷遇を受けた面もある。請われてゆく新天地で、験直しの再出発といきたい。(笹森倫)

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