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陽岱鋼を狂わせた巨人“爆買い” 責任感がマイナス作用、的を射ていた当初の評価 (1/2ページ)

 巨人は計40億円超の“爆買い補強”を敢行して今季に臨んだが、最も高額を投じて日本ハムからFA補強した陽岱鋼外野手(30)は、採算の合わない成績に。超大型契約が新天地での滑り出しを狂わせた。

 「ケガもあったし、苦しいシーズンでした」

 18日に都内の球団事務所で契約更改後、陽は移籍1年目の苦闘を振り返った。球団側にしても、87試合出場にとどまったのは誤算だろう。

 昨オフの巨人は上位打線を任せられる中堅手獲りに動いたが、オリックスからFAの糸井は阪神へ移籍。中日の大島はFA権を行使せず残留した。陽は故障の多さ、調子の波の大きい打撃、飽和気味の右打ちなどの理由でリスト外だったが、球団首脳の大号令で急きょ参戦。オリックス入りに傾いていた段階から巻き返すため、トレード拒否権付きの5年契約、出来高込みで最大22億円超という破格の条件を提示して争奪戦を制した。

 だが今季を振り返れば、当初の評価が的を射ていたことが分かる。

 故障上がりの台湾のスターは体調を優先し、母国の期待を知りつつも3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を辞退。ところが巨人の春季キャンプで早々に故障離脱した。大金を投じた新戦力が1軍不在という体裁の悪さを気にした、球団上層部の差し金でキャンプ終盤に1軍再合流も、見切り発車が故障を悪化させ、巨人での公式戦デビューは6月までずれ込んだ。

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