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【箱根駅伝 30歳のオールドルーキー】ゴール直前の転倒…北京五輪目前だった渡辺和也、あきらめない東京五輪出場「臨機応変に」 (1/2ページ)

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 30歳で第94回箱根駅伝(1月2-3日)に挑む東京国際大学の渡辺和也(人間社会学部1年)。2008年北京五輪出場を不運にも逃した異色のオールドルーキーは、4年生で迎える20年東京五輪出場を夢見ている。 (スポーツジャーナリスト 藤江直人)

 指折り数えていくと、大学4年生で迎える20年夏に東京五輪が開催される。4年に1度のスポーツ界最大の祭典、しかも56年ぶりの自国開催へ、東京国際大学の看板を背負って出場する夢を、開幕直前に34歳になる渡辺は思い描いている。

 「五輪そのものを目指してきたし、ましてや特別な大会でもある。その2つが相まって、今までのどの五輪よりも出たいですよね。駅伝はありますけど、陸上は基本的には個人競技なので」

 1度だけ五輪に近づいた。北京五輪出場をかけた08年6月の日本選手権1500メートル。今も日本歴代2位の記録を持つ渡辺は、残り200メートルでスパート。断トツで最後の直線に入った。

 「実はカーブを曲がった時点で足がちょっと痙攣していて。直線では持たないな、と思っていたんです。ゴール直前で転倒したことはニュースにもなりましたけど、あの悔しさがあったからこそ、20年の東京五輪を目標にできていると思う」

 何とかゴールするも結果は8位。12年のロンドン五輪はアキレス腱痛で選考会となる日本選手権のスタートラインに立てず、16年のリオ五輪は日本選手権への参加資格すら得られなかった。

 しかし、多くのランナーが競技人生の今後を考え始める30歳で大学1年生になることを決断。同時に無縁と思っていた箱根駅伝を走るチャンスも、目の前に広がった。

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