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真凛、遠い五輪切符…周囲の期待背負うも代表入りは優勝が条件

 フィギュアスケートの平昌五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第1日(21日=東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)。代表2枠を争う女子はショートプログラム(SP)が行われ、シニア1季目の本田真凜(16)=大阪・関大高=は首位と6・94点差の6位と出遅れた。23日に運命のフリーに臨むが、代表入りには優勝が条件とみられ、厳しい状況に追い込まれた。

 19日に届いたばかりの、青を基調に背中に金色の鳥が描かれた新しい衣装で舞った。演技冒頭の3回転フリップ-3回転トーループの2連続ジャンプは成功したが、後半の3回転ループの着氷が乱れた。

 「全日本の最終滑走でこの演技ができてうれしかった。滑りながら緊張はなかった。フリーはもう少し緊張を楽しんで滑れたらいい」

 本田は特別な選手である。キュートな笑顔、引退した浅田真央に共通する清潔感などを買われ、ロッテのチョコレート「ガーナ」のCMに出演し、化粧品大手のコーセーとも広告契約。日本航空、プリンスホテルともスポンサー契約を交わしている。

 最も力を入れているのが読売新聞社。今夏から“本田5兄妹”のうち、二女の真凜、フィギュアスケーターでタレントでもある三女の望結(みゆ、13)、四女の紗来(さら、10)の3人を「アンバサダー」としてCMキャラクターに起用。殺気立つ都内のラッシュアワーの駅ホームにも、人々の心を和ませるように3人がほほ笑むスリーショットのポスターが張り出されている。

 本田を起用している企業は当然、平昌五輪出場による相乗効果を狙っている。大逆転で代表の座を射止めるようなことがあれば、それこそ大スターだが、周囲の祈るような視線を背負ってのフリーで実力を発揮できるだろうか。真価が問われるところだ。

 一方、ダークホースの坂本花織(17)=シスメックス=が大一番でノーミス演技。自ら「点数、合ってるんかな?」と首をかしげるほどの73・59点をたたき出しトップに立った。日本フィギュア勢随一の安定感を誇る宮原知子(19)=関大=は2位につけた。

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