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元日本ハムの守護神・武田久、社会人野球に復帰した“使命” 「自分がきっかけとして…」

 日本ハムから今季限りで退団し、古巣の社会人野球・日本通運に復帰した武田久投手(39)が21日、東京・港区の同社で入部会見に臨んだ。

 2002年以来の復帰に「また日本通運に戻って野球ができることに感謝したい。アマチュアに戻るということで、僕が社会人野球の情報を発信して、野球界をもっと盛り上げたいという使命感もあります。何よりも、選手として日本通運を日本一にしたい」

 日本ハムで過ごした15年間の通算534試合は全てリリーフ登板で、守護神として君臨。167セーブを挙げ、3度の最多セーブのタイトルを獲得した。

 日本野球機構(NPB)球団経験者の社会人野球でのプレーは1999年に解禁された。近年では元ロッテのサブマリン、渡辺俊介投手(41)が15年に古巣の新日鉄かずさマジック(前身は新日鉄君津)に選手兼コーチとして復帰。16年の都市対抗野球大会南関東第2代表決定戦・対JFE東日本戦では6回無失点の好投でチームを本大会出場に導いた。

 元横浜DeNA、ソフトバンクの細山田武史捕手(31)は15年に戦力外通告を受け、トヨタ自動車に加入。16年の都市対抗野球で全試合に出場し、同大会初優勝に大きく貢献した。

 武田のようにNPBでタイトルを獲得したほどの選手が社会人に活動の場を移すのは異例だ。古巣に自らの経験を還元することになる右腕は「社会人は比較的低いとは思うが、プロとアマの壁というのは、どうしてもある。社会人野球を取り巻く環境は厳しいが、自分が1つのきっかけとして野球の底辺拡大に貢献していければ」と高い志を持つ。

 背番号は日本ハム入団時の「54」。初心と大志を抱き、大ベテランが最後の奉公を始める。(片岡将)

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