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【江尻良文の快説・怪説】内川「感謝しかない」厚遇 、大盤振る舞いに選手恐縮 ソフトバンク、契約更改でも大旋風

 2年ぶりの日本一達成で、契約更改でも鷹の大旋風が吹き荒れている。ソフトバンクの選手たちが恐縮するほどの大盤振る舞いは、まさにジャパンドリームだ。

 今年のプロスポーツ界で最も活躍した選手、団体を表彰する「第50回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞」でソフトバンクが初選出。球団としての大賞受賞は、1978年に球団史上初の日本一になったヤクルト以来、39年ぶりの快挙だ。

 主将として20日の授賞式に出席した内川聖一外野手(35)は、今季が4年契約最終年。クライマックスシリーズでMVP受賞の活躍、日本シリーズでも劇的な同点本塁打を放ったものの、ペナントレースはケガのために長期離脱していた。

 反省しきりだったのに、契約更改では球団に感謝感激。5000万円増の年俸4億円プラス出来高、しかも新たに2年契約を結び、「(来年)36歳になるし、複数年契約は感謝しかない」。

 主将に続き、ナインもバラ色の球団提示にお礼の大合唱となった。

 王球団会長が「ウチの守りの要」と絶賛する遊撃手の今宮は、上げ幅50%超の2億2000万円に「まともな成績を残したことがない僕が…」と絶句した。ホークス一筋15年の便利屋、明石も4500万円増で年俸1億円プラス出来高の3年契約。「レギュラーでないのに…」と望外の大台突破に目を丸くした。

 さらには育成出身トリオも、そろって驚喜の昇給だ。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも“お化けフォーク”で世界を仰天させた千賀は、13勝4敗で最高勝率のタイトルを獲得。倍増の1億2500万円に「270万円から始まり、(大台到達は)すごく不思議」と夢心地の弁だ。強肩でゴールデングラブ、ベストナイン捕手に上り詰めた甲斐は、年俸も900万円から4000万円に急上昇。さらに右腕の石川も500%増の3000万円に。金看板選手だけでなく、3軍からのたたき上げにも手厚い待遇だ。

 労組・日本プロ野球選手会による「球団別総年俸」では昨年から12球団トップ。1億円超え選手は来季18人に達する見込みだ。ジャパンドリームに挑むならホークスの新時代が確立されている。(江尻良文)=金額は推定

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