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宇野、初の五輪切符も不甲斐ないフリーに「今の気持ちはとても悔しい」

 フィギュアスケート・全日本選手権最終日(24日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)平昌五輪代表最終選考を兼ねた大会。男子は宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=がショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となって合計283・30点で2連覇し、初の五輪切符をつかんだ。

 2年続けて全日本の頂点に立った。17日に20歳になったばかりの宇野は、初の五輪代表もつかんだ。リンクでの代表発表では「正直、今の気持ちはとても悔しい。五輪では次はないという気持ちで頑張る」と決意をにじませた。

 フリーはふがいなかった。「今季で一番大事な試合」と意気込んだ大舞台。2週間前のグランプリ(GP)ファイナルより種類も本数も減らした4回転ジャンプで転倒し、今季初戦の国際大会でたたき出した自己ベストに28・5点もおよばなかった。

 後半には見慣れない構成を披露した。ファイナルで2本とも失敗した4回転トーループの連続ジャンプをダブルアクセル(2回転半ジャンプ)とのコンビネーションの2本目で跳ぼうとした。

 助走のない2つ目に回転数の多いジャンプを組み込むのは異例。「練習なら簡単に跳べる」と豪語するジャンプでの失敗を防ぐため、あえて負荷をかけてうまく跳ぶ戦略だった。成功した練習から一転、本番は2回転にとどまり着氷も乱れた。

 昨季の世界選手権で2位になっても試行錯誤が続く。「僕は今季で完成させるのではなく、攻めていきたい」。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は高校生になっても跳べなかった。シニア転向後、史上初の4回転フリップを決めるなど次々に新しい4回転を習得してきた。「何回も何回も失敗しても、あきらめるつもりはない」。強い気持ちで平昌五輪までレベルアップを続ける。(産経新聞、田中充)

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