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【神谷光男 スポーツ随想】全日本欠場の羽生、なぜもっと早く内定を出せなかったのか 「連盟がわざと引っ張ったのでは」うがった見方も (1/2ページ)

 羽生結弦がケガで欠場し、浅田真央さんは引退。フィギュアの全日本選手権は男女ともスーパースター不在で一抹の寂しさは隠せなかった。

 羽生の全日本欠場が発表されたのは、開幕3日前の18日だった。

 「無理なのはもっと前からわかっていたのに、大会が興ざめにならないようにスケート連盟がわざと引っ張ったのではないか」という、うがった見方があったという。

 五輪代表になるには、全日本で3位以内に入ることが基本条件だが、世界選手権で3位以内の実績がある選手がケガなどで欠場した場合は、それまでの成績を考慮して選考する場合もある。羽生はこの条件を満たしており代表に選ばれるのは間違いなかったが、連盟は内定を出さなかった。

 羽生が右足首を痛めたのが11月9日のNHK杯の前日公式練習。治療とリハビリを続け、全日本で代表を勝ち取る望みをぎりぎりまで持ち続けたようだが、あるフィギュア関係者は「ケガをしたときの転び方は尋常でなかった。金メダルを狙う選手なのに、連盟は羽生との意思疎通がなかったのでは…」と指摘する。

 フィギュアはそれぞれ専属のプロコーチがいて、トップ選手はトレーナーや振付師も自前で契約している。月々の強化費は支給していても、なかなか口出しはできないが、五輪代表を決めるのは連盟だ。

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