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阪神、正捕手争い激化 「後ろ盾」失った坂本の生き残り術

 正捕手不在の阪神。プロ3年目の坂本誠志郎捕手(24)は、今季まで1軍作戦兼バッテリーコーチだった矢野燿大2軍監督(49)の猛プッシュを受けていたが、後ろ盾の配置転換で風向きがどう変わるか。

 「なんと言っても頭がいい。使っていけば味が出てくる」。矢野2軍監督は“坂本びいき”を隠そうともしない。

 今季はケガに泣いて42試合出場止まり。112試合に出場したライバル・梅野に水をあけられたが、それでも矢野2軍監督は「いい競争相手になる」と坂本を推すのだ。球団OBも「キャッチングなど守備面においては確かに、坂本の方に軍配が上がる」と同調する。

 だが来季からファームを見ることになった矢野2軍監督が、1軍の先発マスク選びに関与することはもうない。最大の支持者を失ったことで、坂本の位置づけがガラッと変わる可能性もある。

 独り立ちに向け、坂本が強化するのがコミュニケーション能力だ。先日も都内で小学生相手に先生役で1時間近く講義。「子供は大人より反応が顕著に見えてよかった」と話す一方で、難しい話をかみ砕いて伝える術は「当然、捕手でも生かせること」と考えている。

 さまざまな性格の投手相手に意思疎通してナンボのポジション。オフの“異業種交流”も糧にする。(山戸英州)

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