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小結昇進の貴景勝、師匠同士が火花散らす“代理戦争”に注目必至

 初場所(2018年1月14日初日=両国国技館)の新番付が26日に発表され、新小結に貴景勝(21)が昇進。渦中の貴乃花部屋が創立されて以来、初の三役誕生だ。

 暴行事件に揺れた九州場所でも、雑音を封じて2横綱1大関を撃破。11勝4敗の好成績で2度目の殊勲賞を獲得した。「相撲人生はまだこれから。ターニングポイントなんてまだありません」

 九州場所の十日目。松鳳山戦で突っ張りが「もろに(アゴへ)入りました」と脳しんとうを起こし、歯も折れて流血。「歯はどうにかなりますが、食事がヤバい。場所中は食べないと体重が落ちる。流動食じゃスタミナがつかないんッス」と奮闘した。

 兵庫県芦屋生まれ。セレブ育ちのイメージに、「芦屋にもいろいろあるんですよ」とジョークで笑わせる。小学4年の夏休みから3年連続で貴乃花部屋主催の「相撲教室キッズクラブ」に通って直接指導を受けた。めったに力士をほめない親方が「素晴らしい四股が踏める」「気持ちが強い」と認め、高校から入門した。

 貴乃花親方が与えた「絶対に変化をするな」「ひたすら、前へ出る」「突っ張っていけ」という「鉄の掟」を忠実に守り抜く。

 暴行問題については「何もいうことはありません」。とはいえ、横綱白鵬、師匠同士が火花を散らす八角部屋の北勝富士らとの一番は、因縁の“代理戦争”として注目されること必至だ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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