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相撲協会・理事選の鍵となる「二所ノ関一門の“変人横綱”」 (1/2ページ)

 日馬富士暴行事件に絡む貴乃花親方の処分問題は、2018年初場所後に控える相撲協会の理事選にも影響する。「10席」の理事ポストを巡る椅子取りゲームは、各一門で繰り広げられている。かつて貴乃花親方が所属していた二所ノ関一門では、往年の名横綱と名大関による水面下での激しい差し手争いが行なわれているようだ。

 理事の当選ラインは8票ないし9票。20人の親方衆を抱える二所ノ関一門では、数のうえでは2人の理事を輩出できる計算になる。うち1枠は一門内での求心力が高く、協会ナンバー2の事業部長を務める尾車親方(元大関・琴風)で“当確”と目されているが、もう1席の行方が混沌としている。現在発売中の『週刊ポスト』(1月1日・5日合併号)の「角界100人相関図」を見ると、その状況が一目瞭然だ。

 もう一つの理事の枠は現在は二所ノ関親方(元大関・若嶋津)だが、10月に船橋市内の路上で倒れ、一時は意識不明の重体に陥った。一命は取り留めたものの11月の九州場所は“全休”し、現在も懸命のリハビリ中で、「理事を続けるのは難しい」(二所ノ関一門の親方)といわれる。その空席に座る最有力候補が現在は協会副理事の芝田山親方(元横綱・大乃国)で、当初は年内にも「次期理事候補」になると見られていた。ところがその雲行きが怪しくなっているという。

 「九州場所中に開かれた一門会では、尾車親方が“二所ノ関親方は徐々に回復していると聞く。そんな中で次の候補を決めるのは失礼”と発言して、候補者決定は年明けに延期され、初場所中の会合で決めることになった」(前出の親方)

 背景には、一門内の引き締めが十分ではない状況がある。

NEWSポストセブン
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