記事詳細

G戦力外の村田によぎる「引退」の文字 いまだオファーなし「気持ちも弱くなる」 (1/2ページ)

 巨人を自由契約になった村田修一内野手(36)に、いまだ獲得オファーはない。野球選手にこだわるのか。それとも家族のため第2の人生へ踏み出すか。一家の大黒柱は決断を迫られる。

 村田は25日、年末恒例となる神奈川県立こども医療センター(横浜市)を慰問。新生児集中治療室(NICU)を回り、未熟児らとその家族を激励した。

 「長男の昔を思い出して、また頑張ろうという気持ちになれた」。節目の10度目を迎えた慈善活動は、長男の閏哉君(11)が712グラムで生まれ、同センターで治療を受けたのがきっかけだ。この日は1安打につき1万円を積み立てる「ささえるん打基金」の今季分100万円も寄付。東京ドームへの試合招待もこれまで20度、計2400人にのぼる。

 ドラマ「コウノドリ」の題材にもなっているNICU。同作品の取材協力も務めている同センターの医師は「10年前は全国でベッドが1000も不足していたが、村田選手のおかげで認知度も上がり、環境が改善されてきた」と感謝。現在の苦境に「誤解されているのでは。本当の姿を知ってほしい」と心を痛める。

 戦力外通告から2カ月半。村田は「野球を続けたい。いつ呼ばれてもいいように準備はしていきたい」と吉報を待つが、「これだけ待つのが続くと気持ちも弱くなる」とも。携帯電話を鳴らした見知らぬ番号に胸を躍らせ、間違いと知って肩を落とすような日々だ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース