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貴乃花親方、理事会の処分拒絶で法廷闘争も 角界関係者「理事長職あきらめるはずない」 (2/3ページ)

 弁護士の高橋裕樹氏は「貴乃花親方は来年の理事選までに、地位保全を求めた仮処分の申し立てを行うことが考えられる。これが地裁で認められれば理事職にとどまることができる」と話す。

 貴乃花親方が強硬な姿勢を貫く背景に何があるのか。文春での激白では《『親である師匠にも言いにくいことが起きたのか』と、背景にある根の深さを感じ、警察に全容解明を委ねたのです》とも語っている。

 この一文に目を通した角界関係者は「貴乃花親方が訴えたかったのは『背景にある根の深さ』という一点に尽きる」と断言する。

 今回の暴行事件をきっかけに、モンゴル出身力士間の“なれ合い”の疑惑が浮上した。中でも貴乃花親方が厳しい目を向けているのが横綱白鵬(32)だという。

 横綱審議委員会の前委員長で千葉大名誉教授の守屋秀繁氏は白鵬について「横綱になったときはすごくいい相撲をしていた。でもここ3、4年はダメ押しやカチ上げをするので横綱としてふさわしくないと議論になっていた」と振り返る。

 角界関係者も「正々堂々さに欠け、礼儀や品格など、どれをとっても貴乃花親方が理想とする『相撲道』とかけ離れており、正していきたいと思っているはずだ」と話す。

 さらに貴乃花親方を処分しても問題は解決しないと守屋氏はみる。「日本人の新弟子が少なくなったから、日本語の全く分からない若者を海外から連れてくればいい、という相撲協会の体質に問題がある。貴乃花親方は、日本人の子供も入門しやすくなるようなシステムを作ったらどうかと考えているのではないか」

 前出の角界関係者は「信念を通す貴乃花親方が、年が明けてもあきらめるはずはない。いずれは理事長に就任して新しい相撲界を作っていこうと考えているに違いない」との見方を示す。

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