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「北斗百裂拳」拳四朗、4回TKOで2度目の防衛

 プロボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(30日、横浜文化体育館)WBC世界Lフライ級王者、拳四朗(25)=BMB=が同級11位のヒルベルト・ペドロサ(25)=パナマ=を4回TKOで退け、2度目の防衛に成功した。

 人気漫画「北斗の拳」の主人公ばりの連打で見せ場を作ると、最後はボディーへの連打で決めた。4回TKOで2度目の防衛に成功。拳四朗は「最高っす。実はあれ、『北斗百裂拳』です。ぱくっちゃいました」と声を弾ませた。

 初防衛戦から2カ月強という短い試合間隔に、2週間前の39度近い発熱も関係なかった。相手が前に出てこず「ジャブを突っついていれば、いずれ倒せるかなと」。最初のチャンスを逃さず仕留め、父の寺地永会長を「予定の半分かからんうちに終わった」とうならせた。

 「有名になりたい」が口癖だ。過去2度の世界戦ではなかった地上波の生中継が決まり、いつも以上に燃えていた。「見てくださる方に面白い試合を見せたい。そのためには倒すのが一番」。これまで「勝てればいい」と思っていた男が貪欲にKOを狙い、見事にやってのけた。

 試合後の会見中、自身の写真共有アプリ「インスタグラム」のフォロワー数を確認すると、約250人増えていた。「1000人とか増えへんのか。甘くないなあ」と苦笑したが、インパクト十分なボクシングはさらなる飛躍を期待させる。

 「どんどん自信をつけて、来年も勝っていきたい」。前王者との再戦をクリアすれば統一戦も視野に入る25歳は、一流王者への確かな足がかりを作った。(産経新聞、森本利優)

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