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尚弥、7度目防衛!満を持してバンタム級転向「もっとヒリヒリした試合がしたい」

 WBO世界Sフライ級タイトルマッチ(30日、横浜文化体育館)WBO世界Sフライ級王者の井上尚弥(24)=大橋=が、同級6位のヨアン・ボワイヨ(29)=フランス=に3回TKOで勝ち、7度目の防衛に成功した。

 強さばかりが際立った。来年からバンタム級へ階級を上げる予定の井上尚は、スーパーフライ級最後の試合でボワイヨを圧倒。「物足りないところはある。受けてくれた相手には失礼だが、もっとヒリヒリした試合がしたい」と、非の打ちどころのない完勝ながら笑みは少なかった。

 自身より6センチ高い相手に「距離感をつかみたい」と慎重に入った。だが、動きを見切るまでにそれほど時間はかからず、1回に左フックで最初のダウンを奪うと、3回には左で3度ダウンさせて早々と決着をつけた。初めて米国のリングに上がった9月の試合を含め、今年は3戦全てKO勝ちで防衛を重ねた。ただ、圧倒的な強さゆえに世界の名だたるボクサーから敬遠され、望んでいたビッグマッチは実現しないまま、スーパーフライ級から離れることになる。

 もっとも減量苦に悩まされており、この日は右目に「ものもらい」ができた。所属ジムの大橋会長は「厳しい減量の影響だと思う。全てにおいてスーパーフライは限界」と“潮時”を宣言。階級を上げれば、待ち構える敵のパワーは上がるが、向上心の塊の24歳は「チャンスがあれば、どの団体でもいく。(王座獲得後は)どんどん統一戦をやっていきたい」と挑戦が楽しみで仕方ない様子だ。 (産経新聞、奥村信哉)

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