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高木菜那&美帆、初の姉妹五輪「親に結果を残してありがとうと伝えたい」

 スピードスケート・平昌五輪代表選考会最終日(30日、長野市エムウエーブ)平昌五輪代表が発表され、女子5000メートルで7分12秒18で2位に入った高木菜那(25)=日本電産サンキョー=が選ばれ、妹の美帆(23)=日体大助手=との初の五輪同時出場が決まった。

 高木姉妹が快挙を成し遂げた。初めてとなる姉妹同時での五輪出場。妹の美帆は今季ワールドカップ(W杯)で4戦全勝の1500メートルを含め個人・団体計4種目とマススタートの補欠で順当に代表入り。姉の菜那も選考会で5000メートル2位に滑り込み、マススタート、団体追い抜きと合わせて3種目で切符を得た。

 「個人種目で五輪に出られるのは力になる。ホッとした」と菜那は胸をなでおろした。団体追い抜きの推薦枠で代表入りが有力視されていたが、個人種目では前日まで表彰台に届かず、この日のレース前は「ナーバスになっていた」と明かす。

 有力なメダル候補に挙げられる美帆とは違い、膝に爆弾を抱える菜那は慎重に調整しながら選考会にたどり着いた。午前の練習では緊張からか滑りが不安定に見えた。「負けたら悔しい思い出になる。必死に脚を動かした」と言い、最後の1周で最速ラップを刻み2位に入った。

 背中を押したのは妹だった。私生活でも仲の良い美帆とは今大会の期間中も頻繁に食事を共にした。菜那は「『行くなら全力で行け』と言われた。それで頑張れたかな」と振り返った。

 2010年バンクーバー五輪では中学生の美帆が代表入りし「うらやましかった」と菜那。姉が切符をつかんだ14年ソチ五輪では妹が代表を逃した。高木家にとって3度目の五輪で「やっと姉妹で行ける。親には今回は楽しんで見てもらい、結果を残してありがとうと伝えたい」と菜那は胸を躍らせた。(産経新聞、大宮健司)

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