記事詳細

箱根4連覇の青学大、他大学が逆立ちしてもかなわないワケ 独創性・資金力・選手層… (3/3ページ)

 一方、他大学からは「青学大とわれわれとでは使えるお金が違う」とのボヤキも漏れてくる。

 箱根駅伝で勝つためには年間5000万円以上の運営費が必要といわれる。これを捻出するのにどの大学も苦戦しているが、青学大は13年11月からアディダスジャパン社とスポンサー契約してから一気に潤った。年間数千万円といわれる契約金、シューズなどの用具提供、専門トレーナーによるトレーニング指導も大きなアシストになっている。

 もうひとつ、各大学が毎年頭を痛めているのは有力ランナーの争奪戦。「箱根駅伝に出場しなければ全国レベルのランナーはまず入学してもらえない」(出場大学関係者)。そして「“青田買い”は今や中学生の大会までに反映している」。

 青学大関係者は「はっきり言って、陸上部など体育会には、学力だけでは青学に入れなかった学生も多い。当初は駅伝には勝てなくても“推薦で青学に入れるのならいいや”という感じで入ってくる子も多かった」と明かす。

 資金力と推薦制度に裏打ちされた選手層の厚さが青学大の強み。神奈川大のエース鈴木健吾(4年)は「青学は層が厚い。正直言って最初から『総合優勝は難しい』と思っていました」と明かした。

 “山下り”の6区で区間賞を獲得した小野田勇次(3年)らが残る来年以降も、青学大の強さは揺らぎそうもない。5連覇はもちろん、史上最長の6連覇(中大=1959-64年)も十分現実味を帯びている。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース